「投資を始めてみたいけど、結局どうすればいいのかわからない…」
「NISAの話はよく聞くけど、そもそも投資信託って何?」
こんなふうに感じたこと、ありませんか?
最近では、テレビやYouTubeで投資や新NISAについての情報がよく取り上げられていますが、「仕組みがよくわからないから、自分には関係ないかも…」と諦めてしまう方も多いようです。
でも大丈夫!
この記事は、そんなあなたのために書きました。「投資ってこういうことだったのか!」と、思わず腑に落ちる内容をお届けします。
「そう!それが知りたかったんだ!!」と思ってもらえるよう、投資の基本から実際にどう始めるかまで、わかりやすく解説します。
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ぜひ最後までお読みください。
目次
- 投資とは?
- 株式投資・投資信託の基本株式投資とは?
- リスクとリターンについて
- 投資信託とは?
- 投資信託はプロが運用してくれる?
- 新NISAって?
- 何から始めればいいの??
投資とは?
投資とは、『利益を見込んでお金を投じること』です。
一般的には、投資対象からのリターンや価値向上を期待して、株式や投資信託、不動産などの価値が変動するものを購入することが投資に該当します。
最近では『ポケモンカード』や『貴金属』、『自動車』などを投資目的で購入する方も多く、自分の能力や価値向上にお金を使う『自己投資』にも注目が集まっています。
株式投資・投資信託の基本
株式や投資信託の時価は『毎日上がったり下がったり』します。
そして、毎日その時点の時価(現在の価値)を確認することができます。
これらの投資において共通して重要なのは次の点です。
「解約や売却した時にはじめて、その利益・損失が確定する。」
逆に、
「手数料を無視した場合、下がっている時に解約しない限り損することはない。」ということです。
具体的に言うと、
もしあなたが、100万円でトヨタの株式を購入したとします。
1年後、トヨタの業績が良く当初の100万円が120万円に値上がりしました。
ここで解約すれば、20万円の利益が確定します。
逆に、購入時より1円でも値下がりしている時は売却しなければ良いのです。
そのため、自分が『上がるまで待てるお金』で運用した場合、理論上は損することがありません。
これが、「投資は余裕資金で」と言われる所以になります。
使いみち、時期の決まっている資金を投資しないように気をつけましょう。
しかし、下図のように購入した金額を一度も上回らず、半永久的に値下がりが続くケースもあります。

そういった銘柄を選ばないように、慎重な銘柄選定が必要です。
以下に、株式投資と投資信託それぞれの特徴を説明します。
株式投資とは?
株式投資は、企業に資金を提供し、その見返りとして株式を取得する仕組みです。株式を取得することで、その企業の成長や利益の一部を享受できます。
株式投資で得られる利益には、主に以下の2種類があります。
キャピタルゲイン
保有する株式の価値が上昇し、それを市場で売却することで得られる利益。(値上がり益)
インカムゲイン
株式を保有していることで、企業から支払われる配当金。(配当利益)
株式投資を「企業にお金を貸している」とイメージすると分かりやすいかもしれません(厳密には貸与ではありませんが)。
企業は、投資家から得た資金をもとに商品やサービスを展開し、利益を追求します。企業が成長すれば株式価値も上昇するのが一般的です。
リスクとリターンについて
株式投資では、投資する企業によってリスクとリターンの大きさが異なります。
これらは表裏一体の関係にあり、一般的には「リスクが大きいほどリターンも大きい」
「リスクが小さいほどリターンも小さい」
という傾向があります。
例えば、『トヨタ自動車』のような大企業の株式は、倒産等の可能性がほとんどなく比較的リスクが小さいと言えます。
しかし、すでに大きい会社のため、10倍に成長するような大きな伸びは期待しにくいでしょう。
一方で、創業間もないベンチャー企業は倒産リスクが高い分、大きく成長する可能性も秘めています。
もしもベンチャー企業が成功すれば莫大な利益を得られることもあります。
1980年代のバブル期には、日本の景気が好調で、多くの企業の業績と株価が上昇しました。
しかし、バブル崩壊後には景気が悪化し、多くの企業が経営危機に陥りました。
倒産した企業の株式は無価値となり、「株券が紙切れになる」という状況も生じました。
このように、株式投資は市場の動向や企業の状況に大きく左右されるため、投資先を選ぶ際は十分な調査と慎重な判断が必要です。
投資初心者の方が株式投資を始める場合は、うまくいっている大企業への投資から始めてみると良いでしょう。
投資信託とは?
投資信託とは、『投資の専門家が投資家から集めたお金をまとめ、株式や債券などで運用する金融商品です。』
とは言っても、この説明ではいまいち意味がわかりません。
わかりやすく言うと、投資信託とは、『色々な株式等が入ったパック商品』です。
『企業100社の株式が1万円ずつ入った100万円のパック商品を買う』と考えると良いでしょう。

もしもこの100種類の企業のうち1社が倒産しても、残りの99社が良好なら『紙切れになる』心配はありません。
そういう意味で
投資信託は株式と比べて『リスクが分散』されており、比較的安全性が高い位置付けにあります。
なもちろん、コロナや震災のよう国全体の景気を左右する災害時には、全体的に値下がりすることが多いです。
この100種類というのは例えの話で、500種類の企業の株式が入っている商品もあれば、『日経225』のように225種類のものもあります。
そして、
『AI関連の企業ばかり』『美容関係企業ばかり』など、テーマを持った投資信託や、『外国株』『不動産』『債権』、『それぞれを1/3ずつごちゃまぜ』など、株式以外が入った投資信託もあります。

そのため、投資信託は、全部で5,000種類超あると言われています。
全部で5,000種類超ある投資信託の中から、銀行などの販売会社がいくつかを選定し、それぞれの窓口で販売するわけです。
投資信託はプロが運用してくれる?
そして、これらのパック商品の中身を入れ替え、売買してくれるのが、プロの投資家になります。
この仕組みが、
『投資信託はプロが運用してくれるから安心。』と言われている理由です。
そして、投資信託の特徴は、なんといっても積立投資が可能なところでしょう。
投資信託を積み立て型で買う『積立投信』は、毎月同じ日に同額ずつ投資信託を購入する設定をすることができます。
から『毎月1万円分ずつ購入』など少額から投資できるため、月々の余裕資金の範囲内で行えるのが特徴です。
時間分散が可能になるため、リスクを抑えた投資が可能になります。
新NISAって?
『ニーサ(NISA)』とは、少額からの投資を行う人を対象とした「少額投資非課税制度」です。
しかし『NISA』のことを投資商品だと勘違いしている方が、よくいらっしゃいます。
『NISA』とは、商品ではなく、口座にセットできる機能のことを言います。
例えば『株式』『投資信託』を運用して、もしも利益が出た(得をした)場合、その利益に対して20.315%の税金が取られます。
そのため、もしも投資信託を運用して『5万円』の利益が得られたとしても、そのうち『1万円』ほどの税金が取られてしまうため、手元には『4万円弱』しか残りません。
もったいないですよね?
この税金を取られなくするのが、いわゆる『NISA口座(少額非課税口座)』です。
言葉の通り、『得しても非課税になる機能がセットされた口座』のことを『NISA口座』と呼びます。
このNISA口座を通して株式・投資信託を購入すれば、税金を取られることなく非課税で運用することができます。
また、2024年から『新NISA』がスタートしました。
これまでの『NISA』と比べて、『年間投資上限額が最大360万円まで拡充』『非課税の期間が無期限』など税制優遇が拡充されました。
せっかく投資をするなら、同条件で税負担の少ない『新NISA』を積極的に活用し、お得に始めてみると良いでしょう。
お近くの銀行や証券会社窓口で『新NISA枠を組みたい』と言えば、詳しく案内してくれるはずです。
何から始めればいいの??
もちろん、個人の考え方によって自由ですが、私個人的には、新NISA枠を用いた積立投信がおすすめです。
前述の通り、投資信託は銘柄が分散されており、毎月購入によって時間も分散もされます。
そして、積立投信には『ドルコスト平均法』という、損しにくい仕組みが存在します。(別記事で解説します。)
少額から始められるため、初心者でも余裕資金内でリスクを抑えて運用できます。
運用する銘柄は好みによりますが、人気の銘柄や、手数料の少ないインデックスファンドから始めると良いのではないでしょうか?(証券会社ごとに、人気のランキング等も出ています。)
この記事を読んだ後なら、購入窓口での説明も、難なく理解できるはずです。是非、銀行や証券会社の窓口を尋ねてみてください。
ちなみに、手数料少なく、手軽に始めたい方はネット証券の利用もおすすめです。
ちなみに、楽天を利用することが多い方は楽天証券、Amazonユーザーの方はSBI証券を利用すると、ポイントの還元率が良くなる見たいです!
ネットの場合は担当者から運用のアドバイスを得られないなどのデメリットもあるため、自分に合った方法で始めてください。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。
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